体質改善・微小環境改善

体質改善・微小環境改善治療のコンテンツは、患者のがんの状態、体の状態によって、多少変更しつつも、がん治療中はもちろんのこと、完全寛解から1年、2年ぐらい(免疫記憶に残るまで)は、継続的に治療を行います(寛解後は、自宅での治療は継続しつつ、通院は2-3か月に一度ぐらいのペース)。そのまま寛解後も継続的に、健康長寿のパートナーとして、当院を活用されている方もおります。

体質改善・微小環境改善治療の目的は、①自己防衛機能を高めること、すなわち、「CTL→メモリT細胞」誘導するための微小環境に改善すること。また、②自己修復機能、すなわち、徹底的なアルカリ化・抗酸化・ATP最適化(ミトコンドリア活性)により、代謝を正常化して、細胞修復力を高めること、の2点である。

体質改善・微小環境改善治療の内容は、以下のようである。

  • 細胞性免疫を活性化するためには、免疫に対するブレーキの抑制作用を弱める治療が必要となる。すなわち、Tregの働きを阻害・減弱させる。また、チェックポイント分子を阻害することが必要となる。また、細胞性免疫を活性化するためには、がん微小環境のアルカリ化は必要条件となる。
  • これらの微小環境改善には、内服薬、点滴及び食事療法を活用し、治療効果判定を、血液・生化学検査にて行う。
  • 組織修復(炎症状態を緩和)には、代謝改善・ATP最大化(ミトコンドリア活性)と抗酸化治療が重要になってくる。
  • 代謝改善・ATP最大化は、食事療法や投薬などを用いて行う。また、抗酸化治療は、食事療法やヨウ素点滴/内服、高用量ビタミンC投与、水素吸入、AWG(周波数調整治療)などを中心に行う。これらの治療効果判定は、血液・生化学検査にて行う。

がん細胞は、がん微小環境を、自らが増殖・促進しやすいように変えている。がん細胞が増殖・促進に寄与するがん微小環境では、通常の治療では、残念な結果に終わることになる。主な要因は、以下の7点である。

  • 代替活性化(M2様)マクロファージは、血管新生を促進する成長因子・VEGFや細胞外組織を修飾する酵素を産生する細胞である。
  • マスト細胞、好中球、マクロファージなどの自然免疫系の細胞は、がん細胞の細胞周期亢進や生存を促進する可溶性因子を分泌する。
  • 骨髄由来免疫抑制細胞(MDSC)は、抗腫瘍免疫を抑制することにより、腫瘍増殖に寄与しているとされる。
  • 獲得免疫系も複数の機序で、がんの形成を促進する。Th2細胞や制御性T細胞へ、CD4陽性T細胞を分化させる。
  • チェックポイント分子により、樹状細胞の状態を変化させ、CTL誘導させないようにする。
  • B細胞も初期のがんにおいて、がん細胞の増殖を直接的に促進する因子を分泌。
  • 慢性的に自己免疫系細胞(Tregなどの免疫抑制機能)を活性化することで、がんの進展を促進。

当院の体質改善・微小環境改善により、がん細胞にとっては不都合であるが、細胞性免疫が活性化することが可能である。